僕の無事を祈ってくれ

Salut! – ガガプルシェンコ ロシア産業起業家同盟会議と政府幹部会とМЧС会議プーチン閣下 など
http://pinokojack.livejournal.com/82645.html
より転載。


ところで。二十年くらい前のロシアのニューウェイヴの話。長いよ。

ずーっと前に、ロシア映画祭で耐えた話を書きました。
プルシェンコ熱x75 MFW. RUDKOVSKAYA by SHIYAN|これいただくわっ!
http://ameblo.jp/cm215201211/entry-10375757962.html

このときの映画、なんていうタイトルだったかなーと気にはなっていたの。でも、もう一回観たいとは全く思わないのでたまに思い出す程度でふだん忘れてました。それがねー、ヴィソツキーとかシェフチュクさんのこと検索してたら見つけちゃった!

これですこれ。

ロシア映画社アーカイブス「僕の無事を祈ってくれ」
http://www.saturn.dti.ne.jp/rus-eiga/arc/films/b/bokubuji/index.htm

これだよー。スッキリ。で、わたしにはとにかくもう拷問でしたので、同じような感想もあるかと検索したところ。あらら。ほめてるのばっかし出てくる。ええーっ。わたしが観に行ったときは、劇場は失笑ムードでしたよ。おかしいなあ。
それでも、「ミュージック・マガジン」の評はちょっとわかる。

僕の無事を祈ってくれ
http://www002.upp.so-net.ne.jp/nozaki/cinema/cine9302.html

今観たらまた違う印象なのかも、とも思うのですが、せっかくなので思い出して書いてみるよ。名前なんかは今調べて書いてます。ネタバレありです。

これね、ヴィクトル・ツォイっていう朝鮮系ロシア人ロッカーが主人公なの。ツォイさんは、カリスマロッカーらしい。ちょっと島田紳助似。映画冒頭、紳助がアンニュイなカンジでカメラに向かって歩いてくる。この時点でイヤな予感がしてたんだよな。こっちに歩いてくるわー、近くまで来たら立ち止まって煙草をくわえる、そして火をつける、とかじゃないでしょうねまさかね、やめてよね笑っちゃうから、なんて思いながら見てたら。

立ち止まって煙草吸わはりました。がっつり。うわあ。となりの友達は肩震わせて笑ってるし。反対となりの先輩(このひとが、ロシアのニューウェイヴがすごいらしいって誘ってくれた)は、ピシッと背筋伸ばして真面目な顔で見てるし。わたしはどうしたら。

やー、前知識なしで観にいったんですよ。超話題作だっていうので。ロシアの問題作だっていうので。伝説のロッカーが主人公ってことしか知らずに臨んだわけですよ。友達とふたりして、ロシアのニューウェイヴってどんなだろうね、西側とは違うんだろうね、そりゃそうだよいかにもな麻薬中毒の彼女とか酒場で喧嘩とか最後は刺されるとかじゃないね、もっとこう深遠なカンジなんだよタルコフスキーの国だもの、楽しみだねっ、なんて言いながら期待度マックスで行ったの。

紳助の彼女、出てきました。麻薬中毒でした。紳助はさいご刺されました。そして、たぶん劇場中の初見のお客さんぜんいんの予想通り、冒頭と対を成す一本道がラストシーン。ああ。

前も書いたように、先輩といっしょだったので、途中で出るわけにもいかず、耐えました。わたしがんばりました。何度か、爪で膝に十字書いたりして眠気をこらえました。で、終わって三人で劇場を出ますよね。先輩は何も言わない。友達はニヤニヤしている。わたしは、もし感想をきかれたら、想像していたのとだいぶ違いました、でいいかな、もっと違う言い方あるかな、なんて考えてた。少し歩いて、ゴハン食べて帰りましょうなんて軽く会話して、また沈黙。あーいやな雰囲気だなーどうしようと思っていたら。先輩が、「違う作品の日に来れば良かったですね」と言ってくれました! そのときのホッとした気持ちは今でも忘れないよ!

とにかく。作品名と紳助の名前がわかったのでスッキリしました。それとね、この作品も紳助バンドの曲も、絶賛するような傑作ではないと今でも思うのよね。当時、シネフィルだったんで、もし宣伝文句通り傑作ならば、多少荒削りでも良い印象が残ってるはずなんだよなー。最後のシーンが絶賛されているようですけど、ホントにすごいかなあ。安っぽいTVドラマみたいだなあと思ったよわたしは。メッセージも分かり易すぎるのよね。どういう意味がこめられてるかすぐわかっちゃう。あーなるほどね、こいつがソ連ね、とか。あとはね、芸術性を狙って頑張ってみた的シーンも陳腐だった。学生っぽいっていうか。あ、これ卒業制作なんだよね。学生っぽいのは仕方無いか。

それと。身も蓋もないこと書きますけど、この手の映画はどんな思想が根底にあっても、主人公がかっこよくないと成り立たないよね。たぶん、かっこよさの感覚が我々とは違うってのはあるんだろうな。当時すでに、日本の感覚では、アンニュイな感じで煙草を吸うロッカーってのは別にかっこよくなかったので、ここらへんの温度差はあるのかも。ツォイさんの記念の場所には煙草が捧げられているそうなので、彼のかっこよさの象徴なのかもね。映画でも煙草吸うシーンを大事に撮ってた。ちなみに、じじいロッカーが煙草吸ってるのはアリです。という話は前書いたな。イギー・ポップとトム・ウェイツのことね。彼らはいいのよ。というのが我々の感覚で、ロシアでは違うのかもね。

もひとつちなみに。前も書いたように、わたしは、日本でカリスマって言われてる尾崎豊なんかも全く良さがわからんのよね。そこらへんも関係あるのかな。なんてことも思いました。

というわけで、長々と書きましたが。ロシアの悪口ではないんですのよ。タルコフスキーもソクーロフも大好きですから!


Виктор Цой – Звезда по имени Солнце – Кино – Игла – YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=rWKV4xltV1o
ラスト。
Виктор Цой – Группа Крови – YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=RcQuuvMHbOM
全編。
Игла (СССР, 1988) – YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=4Kj8GI97zgs

デンマーク映画 “Putin’s Kiss” がサンダンス映画祭で撮影賞

Salut! – ユーロEXプルシェンコ 三本目論文プーチン閣下 など
http://pinokojack.livejournal.com/79757.html
より転載。


デンマーク映画 “Putin’s Kiss” がサンダンス映画祭で撮影賞。

Putin’s Kiss steals the show at Sundance — RT
http://rt.com/art-and-culture/news/putins-kiss-wins-sundance-983/
2012 Sundance Film Festival Announces Awards | Sundance Institute
https://www.sundance.org/press-center/release/2012-sundance-film-festival-awards/
IDFA | Putin’s Kiss | International Documentary Film Festival Amsterdam
http://www.idfa.nl/industry/tags/IDFA2011.aspx?id=658DF809-3914-449D-BFFE-194D11F499B4

閣下はアンチヒーローなのね。プーチン支配下で育った女の子が次第にナーシの悪徳に気付きキスが拳に変わる、みたいな映画らしい。いや、観てないんでトレーラーと概要でテキトーに書いてますけど。閣下のドキュメンタリーではないから、あんまし閣下は出てないっぽい。アンチ閣下でも閣下がいっぱい出てるなら観たいのよね、わたしは。これは微妙だわ。映画としてはどうなんだろ。サンダンス映画祭はわりと良い作品も見出したりしてるからね、わからんね。面白いのかも。ちうか、OLAY のヤナの広告がこの映画の宣伝スチールに使われてるのね。ぴのこが、あープルプルの奥さんだーって喜んでた。そこか。そこなのか。あと、この手の映画ってだいたい主人公は林檎様を使ってるものなんですけど、この作品では VAIO だった。VAIO の前でお箸で寿司ロール食べてましたよ。あ、またどうでもいい話ばかりに。もうやめとく。

ロシア語の話

Salut! – サランスクいろいろプルシェンコ 会談プーチン閣下 など
http://pinokojack.livejournal.com/74677.html
より転載。


閣下の会談は、公式にトランスクリプトがあがるよね。今までわたしは、英語版があればそれを読んでしまうし、ロシア語版しかなければグーグルさん翻訳などで機械的に訳して読んでました。これを、なるべく、生でがんばって読んでみようかと思っているところ。このくらいの会話ならば、入門書読み終えた程度でもわかるところがある。ということに、しばらく気付かなかったんだよなー。ブログで閣下のこと書くようになった最初の頃は、キリル文字ってだけで怯んでいたからな。初めのこの絶望感が強烈でしたので、何年もがんばらないと閣下公式なんて読めないもんだと思ってしまった。文字自体は、読めるようになるとどうってことないよねえ。今思うと、ずっと閣下の公式見てきたのに英語版に頼っていたのは、とてももったいない。もったいないもったいない。で。なんでずっと気付かなかったかっていう話をちろっと書いとくよ。

まずね、ロシア語って、始めるときのハードルが高すぎた。わたしには。フランス語が楽だったのよ。むかーし、イタリア語スペイン語をやっていたので、スタートは楽勝でした。や、ちゃんとやってるとそりゃ難しいんだけど、とっかかりはすごく楽だった。大雑把に言うとこれらはほとんど同じだからね。で。ロシア語は全く違う。と、わかっていても、どうしてもこのなかなか理解できないカンジがもどかしくてイライラしちゃう。フランス語はあんなに楽だったのにーとか思ってしまう。それでなんかもう、最初に、ロシア語を読めるようになるなんてわたしにはたぶん無理、と思ってしまった。

もうひとつ。聞き取りも最初にほとんど諦めてしまったのよ。と言うのも。語学好きには有名な、外語大の言語モジュールってあるでしょ。これこれ。

東外大言語モジュール
http://www.coelang.tufs.ac.jp/modules/index.html

ここ、ものすごく良くできたサイトなのよね。フランス語なんかは全くの初学者がここだけで三級はとれると思う。という、優れたサイトなのですけども。も。

ここのロシア語の会話モジュール。いっちばん初めの「挨拶する」のところで、もうくじけた。この女性のほうの言ってることが、途中から全く聞き取れない。スクリプト見ないとホントにぜんぜんわからない。あーもう耳のナニカがアレして脳のドコカがナニなのかも。なんて思ったよ。だってねー、フランス語スペイン語ポルトガル語の「挨拶する」は超聞き取れるから。ぜんぜんわからないひとが聞いても、たぶん、フランス語スペイン語ポルトガル語は聞き取れる。意味わかんなくても簡単にスクリプトと一致する。それに比べて、ロシア語の難しいことといったらもう。特に語尾はごにゃごにゃしててよくわからない。このときに、ロシア語ってこういうもんだと思ってしまった。ちうか、今もちっとそう思う。この、知ってるひとにしか聞き取れないような細かい音節の連続とハッキリしたアクセントとの落差がロシア語の美しい響きの元だと思ってる。

とまあ、こんなふうに、わたしにとってロシア語は無理無理、みたいなカンジがあったのよね。でもね、閣下のスピーチはとても聞き取りやすいし、公式のトランスクリプトも会談内容によってはあまり難しくない。ということに最近気付いたので、ちょっと目標設定を変更しようかと思ってます。と言っても、丸暗記フレーズを増やすとかそういうことではなく、どっちかって言うと逆です。しっかりやっとこうかな、と。丸っと覚える量をこなすのはそれからだ。という話もちろっと書いとく。

丸暗記フレーズをいくつか聞き取れても次に続きにくいのよね。逆ならいいんだけど。ある程度文法知識と単語力のあるひとならば、フレーズごと聞き取る練習は必要だと思う。英語のセンセーやってたときは、ここらへんが弱いひとのほうが多かった。難しい文章は読解できるのに、簡単な会話ができないってひと。よく日本人はどうこう言われるところでもあるよね。でも、こういうひとはすぐ上達するよ。慣れればいいだけだもん。逆はダメだわ。よく、駐在員妻ちゃんとかで、何となく馬鹿っぽい幼稚な会話はできるものの何年もそのレベル、みたいなひといるでしょ。日本にもいるよねえ。知り合いに、もう十年くらい日本に住んでいて日本語ほとんどできないひとがいる。簡単な会話のみ。奥さんが日本人で職場は英語のところなんで、それでもふだん困ってない。こういうひとたちは、本人としてはそれでいいんでしょうけども、わたしはせっかく語学をやるならそれは嫌なのよね。フランス語は最初にガーッとしゃべる機会があったせいでそうなりかけて、自分でそっちに流れないように気をつけた。きちんとした文章を読むようにした。

ロシア語は、最初は何となく、プルシェンコのインタビューや閣下のスピーチがところどころ聞き取れたら嬉しいかも、カモ、みたいなゆるい動機で始めたので、入門書読むのも苦痛だった。けどね、何となく希望が見えてきたカンジよ。お手本がしっかりしているので、わたしの場合は続けるのは楽しいんじゃないかって思うのよ。閣下の公式サイトを読んで悪影響はないだろうと。スピーチの音声ファイルもあるしトランスクリプトもすぐアップされるし、とても恵まれているんだなーと。前に、マルチトランスクリプト付きの動画は、ロシア語やってるひとにはいいかもねーみたいなこと書きましたけども、そう書いたときはひとごとでした。でもね、今は自分にも役立つかもって思ってます。がんばるよー。

‘Melancholia’ Tops European Film Awards

Salut! – 会見と公開練習プルシェンコ 会談プーチン閣下 下院選など
http://pinokojack.livejournal.com/64975.html
より転載。


ラース・フォン・トリアーの「メランコリア」がっ。

‘Melancholia’ Tops European Film Awards | Reuters
http://www.reuters.com/article/2011/12/03/idUS122949969520111203
Lars Von Trier’s ‘Melancholia’ Wins Best Film at European Film Awards – The Hollywood Reporter
http://www.hollywoodreporter.com/news/european-film-awards-melancholia-269330

へー。良かったなー。欧州だわね、やっぱし。

でもこのひと、日本であんまし人気ないよね。嫌いなひと多い。キリスト教がわかんないとつまらんのかね。

「メランコリア」は日本公開されたら観る。つもり。ですが。フランスでDVD出るほうが早いな。観ちゃうかも。子供産むまではだんぜん劇場派でしたが、今はなかなか難しい。せっかく行くならいっしょに行きたいし。子供が観られない作品は後回しになっちゃう。ラース・フォン・トリアーをいっしょに観られるのはいつだろう。

「アンチクライスト」は良かったよ。「キングダム」はもう永遠に好きだと思う。

関連エントリー。
Salut! – ちびっこインタビュープルシェンコとミンスク会議プーチン閣下など
http://pinokojack.livejournal.com/11504.html
Salut! – 資格回復関連プルシェンコといろいろ会議プーチン閣下など
http://pinokojack.livejournal.com/11759.html
Lars von Trier ‘Antichrist’ ‘The Kingdom’ « Cul-de-sac
http://pinokojackblog.wordpress.com/2009/10/19/lars-von-trier-antichrist-the-kingdom/

アンチクライスト [Blu-ray]
キングダム コンプリートBOX [DVD]

Steve Buscemi: Queer

ウィリアム・S・バロウズ「おかま」を映画化 スティーブ・ブシェミが監督 : 映画ニュース – 映画.com
http://eiga.com/news/20111104/5/
Guy Pearce, Ben Foster, and Kelly MacDonald Attached to Steve Buscemi’s Queer — Vulture
http://nymag.com/daily/entertainment/2011/11/steve_buscemi_queer_movie.html
Guy Pearce, Ben Foster, Kelly MacDonald for Steve Buscemi’s ‘Queer’ – Movies News – Digital Spy
http://www.digitalspy.co.uk/movies/news/a349236/guy-pearce-ben-foster-kelly-macdonald-for-steve-buscemis-queer.html

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